マイタウン(MyTown)| 愛知の本専門古書店
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足下に転がっている
  歴史こそが面白い!

名古屋いいとこ! 愛あり知あり、愛知県
硬軟とりまぜ、まだまだまだ作る

当店は名古屋を中心とした愛知県にこだわった出版社兼古書店。店はわずか8坪にも満たないが、この分野ではどこにも負けない品ぞろえを目指している。愛知県に興味のある方はぜひともご注目下さい。

出版ではこれまでに200点近くを出してきたが、その道は決して平坦なものではなかった。しかしいま振り返ってみれば、その時々の苦労や辛酸も、いい思い出となっている。多くの本が不良在庫となりながらも、いまでも十分通用するものとなっているからだ。

出版をやり始めて以来、すでに30有余年になる。60をはるかに越してしまったいまではこれらの本に助けられるような状態となってきた。君たちは永久に不滅であり、今後も生き続けていけるはずだ。

酒に酔っ払って書いているので、いささかおかしな文章になってきた。大げさに言えば(本当に大げさだけどね)、一冊一冊を命がけで作ってきており、こちらが死んでも君たちの命は永遠だ。そんな者たちの一部をここで紹介しておきたい。

【当店が出している地元関係の本】

名古屋を詳しく知るためには
  テーマごとに追究するためには
地元を人物で知るためには   街道を歩き、調べるためには
しっかりした資料に当たるには   かつての徳山村を知るためには
武功夜話を知るためには   武功夜話を知るためには

『武功夜話』偽書説に思う

信長や秀吉の若いころは分かっているようで案外分かっていない。これを鮮やかに書き残したのが江南市の旧家、吉田家から発掘された『武功夜話』である。彼らの生い立ちから織豊政権の成立に至るまでが克明に、そして実に生き生きと描かれている。

近年、この本に対して一部の人たちから偽書説が出だした。確かに聞き書きであり、また、後世には何度も書き写されていて、間違いや加筆部分もなくはない。しかし、全体的に見れば、その80%から90%くらいは信じるに足るものではないか。

吉田家(かつては前野姓)は当時の3兄弟がそれぞれ武将として出世した家柄である。長男の孫九郎は信長・信雄に仕え、二男の将右衛門は秀吉を支え、三男の小兵衛は佐々成政の重臣として活躍した。同書は彼らやその周辺の人々からもたらされた情報をもとにしており、とても作り話で書けるような内容ではない。これが偽書だったとしたら、これまでの歴史家は何をやっていたのか、と疑いたいほどだ。

事実、『武功夜話』の書きとめていることから、新たに教えられることも多い。そこに出てくる地名一つをとっても、いまは語られたりすることはなくても、調べて見ると戦国期にあったケースも見つかっている。また、『信長公記』がわずか数行しか書いていないような場面も詳しく書きとめていて、同書を補完する役割をも果たしている。

いま必要なのは偽書として非難・排斥することなどではない。どこが後世に書き加えられ、何が間違っているのか、その編年を究明していくことにある。いまや戦国史は『武功夜話』なくして語れない。

 

 

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