マイタウン(MyTown)| 一人出版社&ネット古書店 |
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小鳥が教えてくれること 主人公はスズメのスズ男くん。両親や妹チュン子さん、やがてできる恋人のスズ子さんなどと暮らしながら、ツバメやカラス、メジロ、カワセミなどと交流の輪を広げてゆく。 渡り鳥であるツバメの語る苦難の道中とは、カワセミがきれいに着飾っていたわけは、嫌われ者のカラスにも自信と誇りが。小鳥たちの様々な生き方が子供たちに多くの示唆を与えてくれることになろう。 物語は1年、12カ月に分けて構成されている。季節の移り変わりや年中行事を折り込みながら、小鳥たちの口から語られるその意見や考え方。身近な小鳥たちを題材にした、夢のある興味深い本と言える。 著者の森久士氏は二度のガン宣告を受け、「生き方を変えた」という税理士。ガンを克服した体験記などの著作もあるが、今回は「孫の顔を思い出しながら書いた」とのこと。未来ある子供たちへのいいプレゼントになろう。 【も・く・じ】
・4月……出会いの春
・5月……お帰り、ツバメさん ・6月……スズ男くんが恋をする ・7月……子スズメが道路に落ちました ・8月……田舎者のお国自慢 ・9月……ツバメが南の国へ ・10月…台風がやって来ました ・11月…実り豊かな秋 ・12月…冬将軍様とサンタ ・1月……カラスの生き方に学ぶ ・2月……セミくんのプライド ・3月……新たな旅発ち、幸せはどこに |
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