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卑弥呼は邪馬台国の女王ではなかった! この研究を始めたのは平15年の秋からです。以来、今日まで続けられたのにはいろいろな訳があります。 私は以前から円空仏の研究で小島梯次先生の講座に通っていましたが、ふとしたことから神武天皇についての疑問を文にしたところ、面白いからと講座で披露されました。それ以来、この研究が進展するたびに、講座で話すのが慣わしとなったのです。本書をまとめるまでになったのも、円空仏講座の皆様の声援のおかげです。 平成17年6月に文化庁が「私の旅100選」を公募されました。そこでその時点までの成果をもとに「魏志倭人伝の謎解き旅」として応募したところ入選し、これを機に本気で謎解きに取り組むことになりました。 昨年の春に成果を小冊子にしたところ、友人の山田晃氏のご助力により、奈良の馬見史談会で発表し、評価していただくことができました。これで自信を強くし、更なる前進につながりました。 西都原の関係では、西都原考古博物館を訪ねて北郷泰道主幹から古墳群について教えていただきました。このとき、古墳群を案内していただいた兒玉孝氏が適切な宮崎の資料を送って下さったおかげで、第二部をまとめることができました。 また、意味不明の単語の解明では許琳玲(しーりんりん)先生に中国語を、朴英□(ぱくよんそん)先生に韓国語の分野で私の不足分を補っていただきました。出版に際しては舟橋武志氏に大層お世話になりました。 この研究を通じて、わずか一言の声援でも身に沁みてありがたく、励みになることが良く分かりました。様々な場面で声援を賜った皆様に厚くお礼を申し上げる次第です。 謎解き旅に一区切りをつけて 伊藤治雄(平成19年8月1日) |
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