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■尾張の戦国時代(2)
 信秀から信長へ『信長公記』首巻のウソ・マコト

 万松寺の織田信秀の位牌は天文20年没とし、過去帳には同21年とある。太田牛一著『信長公記』首巻は鳴海城主山口左馬助が同21年に今川方に寝返り、翌22年に赤塚の戦いが起きたとする。万松寺の位牌も過去帳も、首巻の記述もみんなウソだった。

 これを初めて明らかにしたのが『証義・桶狭間の戦い』の著者尾畑太三氏である。天文18年に亡くなった信秀は3年間の「秘喪」を遺言、万松寺側も著者の牛一もこれを忠実に守っていた。同20年の葬儀は18、19,20と数えた三回忌の法要だったし、過去帳は19、20、21と数えた年だった。牛一も3年間ずらすのに小細工を労することになる。

 天文19年に起きた「赤塚の戦い」は同書にあるような小競り合い程度のものではなかった。別の一隊が左馬助方の諸城を攻撃、山口一族を殲滅させるほどの激戦だった。これには早くも今川義元が動き出す。桶狭間の戦いより、11年も前のことである。

 

 

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