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■尾張藩士録

 ペリー来航の前年、すなわち嘉永5年(1852)時点の尾張藩士3000余名を記した未刊史料の完全復刻。原題は「家中いろは寄」。そこには彼らの氏名や石高、役職、家紋、居住地、旦那寺などに至るまで記されており、この一冊がいまを生きるわれわれに様々なことを語りかけてくる。

 幕末から明治へ、時代は激動していた。ここに登場した彼らはどのように生き延びたのであろうか。

ルーツが分かった!わが家の「宝」に
 「うちの先祖は侍だと聞かされてきました。この本を見て、それを確認することができましたよ。本には『三十俵』とあって役柄もあまり大したものではなかったようですが、先祖の名前が記録に残されていたというだけでもうれしいですわ。祖父、父ともに苦しい生活を強いられており、その日その日を生きるのがやっとの毎日でした。わが家のルーツが語られてこなかったのも致し方ないことでしょう。しかし、今度出た本には「藩士」として載っており、わが家の「宝物」として大切にとっておこうと思っとります」(ご来店の名古屋市・Nさん)

待ちに待った本、さっそく注文します
 「わが家の先祖も尾張藩の藩士でした。この本の存在は以前から知っていましたが、このたび復刻される報に接し、うれしくなりました。これまでどうしてこの本が出されなかったのか、私には不思議に思えるほどです。一冊注文させていただきます。できましたら左記宛にお送り下さい。よろしくお願いします」(葉書で、名古屋市・Kさん)

菩提寺も載っていた、貴重な史料だ
 「いまうちは檀家が減ってしまって見る影もないですが、この本を見ているとうちの檀家として多くのお侍さんの名前が載っていました。150年という時間の長さを、改めて感じてしまいましたよ。戦後、都心にあった墓地は平和公園に移されまして、確かに街の中はすっきりしましたけど、あれが結果的には寺と信者との距離までも縁遠いものにしてしまった感じもしないではない。いま興味深く見させてもらっています。調べ物にもいい資料です。ありがとうございました」(電話で、名古屋市・Yさん)

 

 


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