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■江南史料散歩
 『前野文書が語る戦国史の展開』の著者でもある滝喜義氏が江南郷土史研究会の「会報」や雑誌「郷土文化」「歴史研究」などに寄稿した原稿をまとめたもの。いわば同氏の『武功夜話』研究の原点とも言えるものだ。在野でこれほど努力し、成果をあげた研究姿勢には頭が下がる。
 著者は明治45年の生まれ。名古屋新聞や東京朝日新聞の記者を務め、戦後になって生地に帰ってきた。『武功夜話』に出会ってからは独学で古文書の解読にも取り組み、時代考証などを加えながら世に出した功績は大きい。
 『武功夜話』は同氏を中心とした在野の人々によって地道に研究されてきた。ここに大きな特徴がある。これが大学などアカデミズムでなされていたとしたらもっと声高に叫ばれ、評価も違ったものになってきていたのかもしれない。
 
【も・く・じ】上巻
・前野兵庫余聞・信長の小口攻め・良峯氏と尾張平氏・前野村由来記・山姥物語と氏族
・養和の役と尾張平氏・倶利加羅峠戦と前野、男阪両氏・板額女の奮戦・桶狭間奇襲の背景
・かぶき者上総介・森部合戦・岩倉落城の内幕・大匠院系譜・生駒右近善良
 
・蜂須賀蔵人直子・千代女殉教・松倉の坪内惣兵衛・聚楽政権と伏見軍政
・大匠院出自・武功夜話拾遺に見る判物と書状・浅野長政の生地・関白秀次の自害
・尾州立木氏系譜と夏ちゃんの写真館・堀尾金助の一考察・安土炎上、ほか
 
【も・く・じ】下巻
・島村兼松家と柏森兼松・墨俣一夜城と蜂須賀小六・太閤検地は長浜に始まる
・堀尾吉晴公給地帳とその一族・秀次自害と淀の方・前野良沢の出自
・尾州前野村備前検地水帳・前野氏春秋・土田御前・桶狭間奇襲の成因
・信長の勢州盗り・安土城炎上の犯人は誰か・信長の正室濃姫と側室吉乃
・前野小兵衛とその末孫・秀次側近となったガラシャの姉妹・和宮東下り絵巻

 

 


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