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『前野文書が語る戦国史の展開』の著者でもある滝喜義氏が江南郷土史研究会の「会報」や雑誌「郷土文化」「歴史研究」などに寄稿した原稿をまとめたもの。いわば同氏の『武功夜話』研究の原点とも言えるものだ。在野でこれほど努力し、成果をあげた研究姿勢には頭が下がる。 著者は明治45年の生まれ。名古屋新聞や東京朝日新聞の記者を務め、戦後になって生地に帰ってきた。『武功夜話』に出会ってからは独学で古文書の解読にも取り組み、時代考証などを加えながら世に出した功績は大きい。 『武功夜話』は同氏を中心とした在野の人々によって地道に研究されてきた。ここに大きな特徴がある。これが大学などアカデミズムでなされていたとしたらもっと声高に叫ばれ、評価も違ったものになってきていたのかもしれない。 |
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