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■のーと尾張名所図会

 ついに『尾張名所図会』全13巻を読破!

 このほど小社主宰の「尾張名所図会を原文で読む会」は同書全13巻を完全に読み切った。これは内輪のことながら、すごいことだと思っている。指導して下さった栗花光弥先生には心からお礼を申し上げたい。

 『尾張名所図会』は尾張の基本的史料でありながら、最初から最後までを読んだ人は果たしてどれくらいあったのだろうか。よく利用する人でも、自分の関心のあるところを、必要に駆られて読むくらいだ。活字になり、あるいはそれが復刻されるなどしてきたが、そうした当事者ですら一人で全部は読んでいまい。隅から隅まで読んだのはひょっとすると、著者たちくらいのものだったかもしれない。

 「尾張名所図会を原文で読む会」は「古文書に親しむ会」の分派として平成7年7月にスタートした。「月1回では読み切るまで命がもたないよ」との冗談も出だして、同年11月からは月2回に増やすことになった。一回が約2時間の授業だった。

 当初は10人以上あった受講生も「仕事で出られなくなった」「介護に当たらなくては」「もう年だから」などの理由で次々と脱落、9年後の最後のころはわずかに3、4人にまでなってしまった。先の言葉が冗談ではなく、亡くなった人も2人おられる。

 この間、栗花先生も脳梗塞で二度ほど入院され、一時は「これで終わり」とあきらめかけたこともあった。が、先生は「全部読み切るまでは何が何でも」との強い執念で見事カムバックされ読み下した「のーと」も最後まで書いていただくことができた。これが『のーと尾張名所図会』として残せたのも、この勉強会の大きな成果の一つである。

 先生はその間に最愛の奥様を亡くされている。事前にお二人で関係史跡などを見て回り、写真で現在の様子なども教えていただけた。江戸時代に書かれた『名所図会』を携え、現場を一つ一つ回られたのは先生しかあるまい。その手元には膨大な写真が残された。

 先生手書きの「のーと」も完結した。これで一区切りついたわけだが、いままた新たに名所図会の付録版である『小治田之真清水(おわりだのましみず)』に挑戦し出した。これもまたすごいことだ(受講者、随時受け入れ)。

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