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■影印 武功夜話

全21巻、完結!「門外不出」「他見無用」の原本

 戦国史料『武功夜話』は昭和34(1959)年9月26日、東海地方を襲った伊勢湾台風で江南市の旧家吉田家の土蔵が壊れ、その中から偶然に見つかった。そこに書かれていたのは、見つかりかた以上に衝撃的だった。各巻の巻頭には「此之本貸出之儀、平に断るべし」とあり、門外不出の秘本とされてきた。

 原本は全21巻、3000頁をはるかに超える大冊。1987年に同家の吉田蒼生雄(たみお)氏が『全訳武功夜話』(新人物往来社)として活字化されるや大きな反響を呼び、この種の本としては異例の売れ行きを見せた。ベストセラーとなった遠藤周作著『男の一生』『決戦の時』や津本陽著『下天は夢か』『夢のまた夢』はこれを種本としたものである。

 同書が話題になればなるほど、疑問や批判も出されてきた。その最たるものが偽書説である。蒼生雄氏は「いまは知らせる義務と責任がある」と決断され、ありがたいことに、これまで『武功夜話』関係の本を何点か出してきた小社にその役をくださった。

 全訳本は分かりやすいよう、読み下し文になっている。研究するには原文がなくてはならないが、今回の完結でそのマナイタは用意できた。『武功夜話』はいまだ手の入っていない戦国史の暗黒大陸であり、今後、意欲的な研究者らによって“開発”されていくことを切に願っている。

 また、作ったからには活用しなくてはいけない。当店ではこの影印本をテキストに「武功夜話を原文で読む会」を開催している。古文書には馴染みのない者がほとんどだが、みんなでわいわいやりながら楽しく学んでいる。ただいま参加者を募集中。

 また、作ったからには活用しなくてはいけない。当店ではこの影印本をテキストに「武功夜話を原文で読む会」を開催している。古文書には馴染みのない者がほとんどだが、みんなでわいわいやりながら楽しく学んでいる。ただいま参加者を募集中。

 本は並製で各巻の本体3500円+税(巻三のみ本体3000円)。セット本体7万3000円+税。B5判・平均160頁。巻一から巻四までは200部、巻五から巻二十一までは100部制作。

 

 

 

 


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